湘南純愛組　　　鬼塚英吉列伝

鬼塚英吉とは？

かつて週間少年マガジンに掲載されていた「湘南純愛組」の主人公　鬼爆コンビの鬼の英吉です。
鬼爆コンビとは鬼の英吉と爆弾龍ニから成るヤンキーコンビであり、そのケンカの強さゆえ、湘南で恐れられていました。
鬼塚英吉は特定の暴走族には所属していませんが、湘南全域で恐れられる存在でした。
その後、GTO(グレートティーチャーオニズカ)へと変遷していきますが、それはまた別のお話になります。以下、英吉と呼ばさせていただきます。

鬼塚英吉の強さ

とにかく強いです。多少のダメージを負いながらの戦いが多いですが、最終的には相手をねじ伏せてしまいます。俗に言う’ぶっちぎれ’てからは鬼の英吉と呼ばれるほどの強さを発揮しています。
鎌倉殺戮部隊の田村を一撃で倒した場面は衝撃的です。
殴り強く、打たれ強い非常にタフな男です。
まさに鬼ですね。

鬼塚の経歴

中学時代に暴走天使(ミッドナイトエンジェル)という暴走族を龍二と２人で潰してしまうという伝説の持ち主です。ヤンキーお決まりの金髪リーゼント＆ボンタンがお馴染みのスタイルです。
物語の鬼塚は辻堂高校という決してヤンキーばかりではない高校に通っています。
中学時代から鬼爆コンビで名を馳せ、筋金入りのヤンキーだった英吉は不良名門高校の極東高校に入学しましたが、（恋愛がしたいための偽装退学)辻堂高校に転校してその後の高校生活を過ごすのでした。

鬼塚英吉のケンカ列伝

VS阿久津　淳也

2代目暴走天使の阿久津は冷酷な男であり、鬼爆との抗争時には龍二を病院送りにしてしまいます。
英吉との対決は壮絶な死闘となると思われましたが、残念ながら結末のバイクレースも含め英吉の圧勝でした。
卑怯な手段で龍二を陥れた阿久津に対して鬼と化してしまった英吉は、ほぼ無敵モードで阿久津を蹴散らしてしまいます。
この漫画ってやっぱり英吉が主人公なの？と思わせるようなケンカで終わりました。

VSジョーイ

痛みを全く感じない身体を持つ「BLUE ROSE」ジョーイとの戦いも激しいものでした。
心臓が止まるまで殴り合うジョーイに対して結果的には痛み以上の恐怖を与えた英吉の完勝でした。
ケンカ決着にはならず、スピードレース勝負での勝敗でしたが、もう英吉の圧勝でしたね。
最初からこの勝負でも良かった気がしますが、まずは殴り合いってことでしょう。

VS龍二

英吉と龍二の出会いは中学2年の頃、龍二が英吉の中学に転校して来た事で訪れました。
このあたりのストーリーは本編とは別の題材「ＢＡＤ　CAMPANY」で描かれています。
その頃からケンカする英吉は鬼に見えてしまうほどヤバい様子だったようです。当時の英吉と龍二のタイマンは邪魔が入った事もあり引き分けでした。
もしかしたら、この当時は英吉のほうが若干強かったかもしれませんね。
その後、2人は最終巻でも(結果的には偽装)激しいタイマンを繰り広げます。こちらも微妙な結末だったため、2人の勝敗はいまだ着いていないという事になります。
個人的には英吉鬼バージョンは作品内最強だと思っていますので、英吉がこの形態になるようなら僅差で英吉の勝ちかなと予想します。

鬼塚英吉とバイク

英吉は根っからのバイク好きのようですが、作品の前半ではそれほど描かれてはいません。
KAWASAKI車に乗っている事が多く、愛車はゼファー系。後半はゼファー1100 。
すでにこのサイズに乗っている時点でこだわりを感じます。またKAWASAKIへの愛着もあるようです。そして、伝説の紅蓮のZ II。めちゃくちゃかっこいいバイクです。
バイクもさる事ながら、英吉のテクニックもハイレベル。
200キロでウィリーしてみたり、300キロで走ってみたりと超人的なRUNをかましています。
湘南爆走族の江口のようなコメディチックな走りではありませんが違った意味で非現実的なテクニックの持ち主であることは間違いないのです。

鬼塚英吉のまとめ

鬼塚英吉も他のヤンキーヒーローと同じく、海を愛し、仲間を愛し、バイクを愛する男なのです。
英吉の強さはまさに怒り。怒りが頂点に達した時に、鬼の英吉となり非現実的なほどのパワーを生み出すのです。
もし、他のヒーローたちと目立って違う点があるとすれば、それは、鬼のようにスケベな事ですかね。

こちらの湘南純愛組もオヤジ世代にはたまらないストーリーで構成されています。
次々に現れる魅力的なキャラクターたち。

ぜひ読んでみてください。